情報通信業(従業員数:100名以上)
課題と導入の経緯 当社は中途採用、特に幹部層の採用に力を入れていますが、幹部層となるとその人材が既存...
常田佳那子
売り手市場の影響に加え、勤務地の交通アクセスが悪いこともあり、応募者数自体が少ない状況が続いていました。そのため、採用基準をある程度緩和し、面接を通じた人物重視の選考を行っていましたが、面接に慣れた応募者も多く、入社後に見えてくる人物像とのギャップに悩まされていました。
実際に、面接では好印象だったものの、入社後に問題行動が見られる社員もおり、現場からは現行の選考フローへの不安や疑問の声が上がっていました。根本的な対策が必要と感じ、複数の適性検査を比較検討。その中で、潜在的な特性や強み、懸念点まで詳細に把握でき、短時間で受検が完了する点を評価し、TALの導入を決めました。
適性検査の結果だけで合否を決定することはありませんが、面接時に得た印象を補完する客観的な材料として非常に有効に活用しています。また、当社では複数の職種や部門で採用を行っているため、受検結果を蓄積・分析することで、それぞれの職種ごとの傾向を可視化しやすくなりました。
こうしたデータをもとに、今後の採用要件の見直しや、ミスマッチの防止、育成方針の検討にも役立てており、より安定的な人材採用につながっています。